見積もり比較のコツ:複数業者の「本当の違い」を見極める方法
引越し料金を安くするためには「相見積もり(複数の業者から見積もりを取ること)」が必須です。しかし、手元に集まった3社や4社の見積もり書を見て、ただ「一番金額が安いところ」を選んでしまうのは非常に危険です。
見積もり書には、各業者の「サービス品質」や「当日のリスク」が隠されています。複数業者の見積もりを比較する際に、プロが絶対に確認する3つのチェックポイントを解説します。
■ 比較ポイント1:トラックの「サイズ」は同じか?
A社は「2トントラック(4万円)」、B社は「軽トラック(2万円)」で見積もりを出してきたとします。「B社の方が安い!」と飛びつきたくなりますが、これはそもそも比較対象として間違っています。
B社は「荷物が乗り切らないリスク(積み残し)」を計算に入れていません。見積もりを比較する際は、必ず「全社で同じトラックサイズ(積載量)を想定しているか」を確認してください。荷物量を正確に伝えていれば、本来トラックのサイズは全社で一致するはずです。
■ 比較ポイント2:作業員の「人数」と「内訳」
次に確認すべきは「作業員の人数」です。
・A社:作業員3名(5万円)
・C社:作業員2名(4万円)
C社の方が1万円安いですが、作業員が1名少ないため、引越しにかかる時間はA社の倍近くになる可能性があります。また、C社の作業員2名のうち1名が「アルバイト」である場合、実質的な戦力はさらに落ちます。「社員何名、アルバイト何名か」まで踏み込んで確認するのがプロの相見積もりです。
■ 比較ポイント3:「除外条件(やらないこと)」の明記
見積もり書で最も恐ろしいのは、「書いていないこと」です。
優良業者の見積もり書には「エアコンの取り外しは料金外」「不用品引き取りは不可」「段ボールは10箱まで無料、それ以上は有料」など、『この料金ではやらないこと(除外条件)』が詳細に明記されています。
逆に、ただ「引越し作業一式」としか書いていない業者は、後から「それは契約に入っていません」と追加料金を請求するための逃げ道を作っている悪質業者の可能性が高いです。